
先日、祖父の法事があり、親戚が実家に集まりました。
私の父には兄弟が多いため、伯父叔母、その子(いとこたち)が全員集まると、かなりの人数になります。
いとこも成人して就職した人が大半を占めるようになったので、さすがに全員参加ではありませんでしたが、それでも、連休の時期の法事のため、出席率はかなり高かったと思います。
その中に、盆も正月も、親戚の結婚式でさえ来ない従弟が珍しく来ていました。
この従弟、今年の春に奈良の自動車のディーラーに就職したことは聞いていたのですが、なんと、今回の法事の参加は、親族に自動車を売る営業をかけるために来たようなものだったのです。
お金に余裕がありそうな伯父叔母に当たったり、いとこの中でも、年齢が上で、車を所有している人みんなにカタログを見せて回っている様は、「何しに来たんだ……」と言いたくなる様子。
でも、彼が就職したメーカーは、軽自動車がメインの会社なので、雪深い田舎を走らねばならない、親戚たちにはあまり需要が無い会社。
そのため、色よい返事をした人はいないようです。
私も結構な年齢なので、買わないかとすすめられましたが、新車なんて、軽自動車でもとてもとても買えない身分のため、丁重にお断りしました。
就職したてで手柄を立てたい気持ちはわかりますが、親戚を食い物にしているように見えて、ちょっと引いてしまった法事でした。