色々な物を作る工場では製品を洗ったり、加工の途中に水を使ったりでどうしても汚水が出るのですが、昔と違って最近は工場から汚水が垂れ流しされる事はありませんよね。
だからと言って汚水が出ないはずはないのでどうしてるのかなと思ったら加圧浮上装置という装置で汚れを分離しているとの事でした。
普通水より重い汚れなら沈殿させて分離させれば良いから簡単ですが、水より軽い汚れであるオイルとかの汚れはなかなか分離出来ませんよね。
時々船の事故とかでオイルが流出したりすると大騒ぎになっていますし、難しい事が分かります。
どうやらこの加圧浮上装置というのは薬剤などでまとめた汚れを大量に注入した気泡によって分離する装置なのだそうです。

気泡というのは特別なガスとかではなくて、普通の空気のあわなのだとか。
バブルですね。
なんとなくジャグジーを思い浮かべてしまいました。
なんでもこの泡が浮いている汚れを捕まえるのだそうです。
原理は良くわかりませんが、そういう物なのでしょう。
そうやって浮いて来た汚れを上部で巻き取って分離するのだそうです。
つくづく人間って凄いと思います。
よくこんな仕組みを考えるものですよね。
重い汚れは沈殿で、軽い汚れはこの加圧浮上装置で分離する事が出来るので水を綺麗な状態で排水出来るのだそうです。
そんな風に公害を知恵で克服したのは本当に素晴らしい事だと思いますね。