そうだ！うっかりしていた！ロランスが来日するまで、半月もない!…カレンダーを見直して、ギョッとした。
私のパティシエの修行先のフランス、ニースでのルームメイト、ロランスから『東京に行くから、泊めてね!』というお気楽なメールを受け取ってから、忙しさにかまけて、何も準備をしていなかったのだ。
彼女を泊めるスペースは、部屋を片付ければ何とかなるだろう。
私は、キャンプ用の寝袋で寝ればいいし、彼女は東京以外にも旅行したいと言っていたし。
でも、『舞妓体験がしたい』なんて書いてあった気がする。…
舞妓体験!?そんな事、どこで知ったんだろう？そもそも、東京でできるの?と、慌てて調べてみたら、驚いた事に、東京でも舞妓さんに変身できるのだ。
しかも、写真撮影だけでなく、その恰好のまま、銀座を散歩できるらしい。
これはいい！絶対ロランスは喜ぶはずだ。と、早速WEBで申し込もうとして、ふと思った。
二人して、変身して、銀ぶらっていうのも良いかもしれない…という訳で、ロランスは舞妓さんに、私は同じじゃ面白くないので、花魁に変身すべく、申し込んでみた。
で、当日はロランスを連れて銀座のとあるビルへ…
舞妓と花魁の体験は、慣れたスタッフさんのもと、スピーディに行われ、着物姿の私達はテンションマックスに！
興奮状態で、撮影してもらい、連れだって、銀座の町へ。
通りがかった外国人観光客に、一緒に写真を撮っても良いかと訊かれ、ロランス、鼻高々！
最高の思い出ができた、と喜んでもらえて良かった。
しかし、花魁の帯の邪魔な事と言ったら…昔の人は偉い!